女性平均43.7歳、子育て中にがん…年間5万6千人が新たに発生
国立がん研究センターは、11月4日、日本において1年間に新たに発生する18歳未満の子どもをもつがん患者とその子どもの人数、平均年齢などについて全国推定値を調査。年間5万6,143人の子育て中の親が新たにがんを発生している実態を初めて明らかにした。
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同調査は、2009年1月から2013年12月までの5年間に、初めて国立がん研究センター中央病院に入院した20歳から59歳までのすべての患者を対象に、同居する18歳未満の子どもの有無と人数、子どもの年齢・性別、および罹患したがんの種類を集計。さらにがん登録に関する2つの全国データと合わせて「1年間に子どものいるがん患者が何人発生するか」「1年間に親ががんと診断された子どもが何人発生するか」などの数値を推定したもの。国立がん研究センターがこれらの全国推定値を調査・公表するのは初めてのことだ。
調査結果によると、1年間に新たに発生する18歳未満の子どもをもつがん患者の全国推定値は5万6,143人で、親ががんを発生した子どもの数は8万7,017人にのぼった。患者の平均年齢は、男性46.6歳、女性43.7歳、親ががんと診断された子どもの平均年齢は11.2歳で、18歳未満のうち0歳~12歳の子どもが半数を超えることが明らかになった。
また、全国どこでも質の高いがん医療が受けられるよう、がん医療の均てん化を目標として整備されている国の指定医療施設「がん診療連携拠点病院」での同患者数は1施設あたり年間おおよそ82人、子どもは128人と推定された。罹患したがんの種類は、男性では「胃がん」15.6%、「肺がん」13.2%の順に多く、女性では「乳がん」40.1%、「子宮がん」10.4%の順に多い結果となった。
日本人の生涯がん罹患率は、男性約56%、女性約43%と高く、近年の結婚年齢および出産年齢の高齢化により子どもが未成年の段階でのがん発生数の上昇が課題になってきているという。国立がん研究センターでは、さまざまなライフステージのがん患者が必要な支援を受けられる社会体制の構築を目指し、今回の調査結果を明らかにすることで、今後社会全体での支援体制の構築が急務だとしている。
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