【高校受験2017】埼玉県立高校、H29年度より理科・社会を50分に変更
埼玉県教育委員会は11月24日、公立高等学校の入学者選抜における学力検査の改善について発表した。平成29年度入試より、理科と社会の検査時間拡大、数学と英語の問題の難易度設定変更などを実施し、より一層受検生の能力を発揮できる内容に改善される。
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県教委によると、受検生ひとりひとりの基礎的な知識および技能、思考力・判断力・表現力などの能力を一層適正に測るものとするため、平成29年度入学者選抜(現在の中学校第2学年生徒対象・平成29年3月実施)から、改善した学力検査を実施するという。
具体的には、学習指導要領に示された思考力、判断力、表現力などの能力をみる問題に対して受検生がしっかり考えて解答できる時間を確保するために、現在各40分で実施している社会と理科の検査を各50分に拡大する。これにより、5教科すべての検査時間が50分に統一される。
検査問題については、数学と英語でこれまで正答率が極端に低い問題があるなど難易度の設定に課題があったとし、力が発揮できるよう取り組みやすい問題の比率を増やす。また、学校の判断により例外的に問題の一部に応用的な問題を含む学力検査「学校選択問題」を実施できることとする。「学校選択問題」は県教委が作成する。「学校選択問題」を実施する高校については、平成28年3月末までに公表されるという。
なお、埼玉県教委のホームページには、数学と英語の学力検査問題および学校選択問題のサンプル問題が掲載されている。また、埼玉県立総合教育センターのホームページには、過去の学力検査問題や検査結果が掲載されている。
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