JTP、戸山高でロボット「NAO」を活用したプログラミング学習を提供
日本サード・パーティ(JTP)は、東京都立戸山高校において、ヒューマノイドロボット「NAO」を活用したプログラミング学習を2016年1月30日に実施すると発表した。
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
IT技術サービスや人材育成を行う日本サード・パーティでは、フランスのアルデバラン社が開発した自律型ヒューマノイドロボットNAOを活用したプログラミング教育を行っている。
ロボットのエンジンは、Java(ジャバ)やPython(パイソン)と呼ばれるプログラミング言語で制御されており、人間の五感にあたるセンサーによって周囲の情報を取得する構造となっている。日本サード・パーティは、国際的なロボットコンテストにおいて標準機として採用されている自律型ヒューマノイドロボット「NAO」をアルデバラン社との提携により取扱い、技術開発や人材育成に役立てている。
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校である都立戸山高校での講義では、プログラミング結果を可視化できるロボットを使用することでプログラミングの技術と興味を培う。
学習内容は、NAOの専用プログラミングソフトChoregraphe(コレグラフ)を使用したNAO の基本操作方法の習得と、要求仕様にそった動きをNAOが行うよう、チームでプログラミングを行い受付対話ロボットを完成させる総合演習。また、チームワークの強化や、メンバーの相互作用で生まれるアイデアを生かして課題に取り組むことによる達成感を体感する。
実機としてNAOを使用することで、プログラミングの結果がロボットの動作として可視化され興味を持って取り組みやすくなる。コレグラフの基本操作の理解をベースに応用課題を通じて条件分岐などの論理的思考を高めたり、「創造力」「ものづくり技術」の習得への内発的動機づけを促したりできるという。
日本サード・パーティでは、大学生向けのロボティクス体験セミナーや大学向けビッグデータの講義などを実施しており、今後もSSHや大学、子どもたちに向けたIT教育に取り組んでいくとしている。
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