世界遺産検定、3/6実施…200以上の大学がAO・推薦で優遇

 世界遺産アカデミーは3月6日、第23回「世界遺産検定」を東京、大阪、福岡など8会場にて実施する。2月1日までインターネットにて申込み受付を行っている。世界遺産検定は、2015年8月時点で全国200校以上の国公私立大学がAO・推薦入試で評価の対象としているという。

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 世界遺産アカデミーは3月6日、第23回「世界遺産検定」を東京、大阪、福岡など8会場にて実施する。2月1日までインターネットにて申込み受付を行っている。世界遺産検定は、2015年8月時点で全国200校以上の国公私立大学がAO・推薦入試で評価の対象としているという。

 世界遺産検定は、人類共通の財産・宝物である世界遺産について知識・理解を深め社会へ還元することを目的に2006年から実施している文部科学省後援の検定試験。受検者は年々増加しており、2015年にはのべ10万人を突破。受検者の5割以上は学生で、10~30代が8割を超えるという。

 また、世界遺産検定は国公私立大・短期大学のAO・推薦入試においても評価対象となっており、2015年8月に実施したアンケートによると早稲田大学や慶應義塾大学など200校以上がAO・推薦入試の点数加点や判定優遇、自己PRのポイント、小論文免除といった優遇措置を設定。該当大学や優遇種別などについてはホームページで確認することができる。さらに3級以上は就職活動のエントリーシートにも記載可能。おもに旅行業界などで注目されている。

 検定は4級、3級、2級、1級、マイスターの5つ。年に4回開催しており、第23回検定は4級、3級、2級について試験が実施される。出題範囲は、日本の全遺産に加え、4級は世界の有名な遺産27件、3級は世界の代表的な遺産100件、2級は世界の代表的な遺産300件となっている。

 第23回検定の申込みは、2月1日の午後5時までインターネットにて受け付けている。なお、今回は郵便局での申込みは行っていない。受検料は4級2,670円、3級3,900円、2級5,040円(すべて税込)。ホームページでは、受検についての案内のほか、各級の例題や教材、対策講座を紹介している。

◆第23回世界遺産検定
日時:2016年3月6日(日) ※試験時間は検定級によって異なる
会場:さいたま、千葉、東京(23区)、横浜、名古屋、京都、大阪、福岡
申込方法:インターネットにて2月1日(月)17時まで受付
検定料:4級2,670円、3級3,900円、2級5,040円(すべて税込)

《畑山望》

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