電車でベビーカー、折りたたまずに使用「賛成」8割以上
内閣府政府広報室は1月28日、「ベビーカーマークに関する世論調査」をWebサイトに掲載した。回答者の8割以上が、電車などで原則としてベビーカーを折りたたまずに使用できることを「賛成」と答えた。また、7割近くが、ベビーカー使用者の周囲に対する気遣いを感じていた。
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「ベビーカーマークに関する世論調査」は、ベビーカーマークに関する国民の意識を把握し、今後の施策の参考とする目的で実施。平成27年12月10日から20日の期間で、20歳以上の日本国籍保有者1,653人から回答を得た。
ベビーカーマークを見た・知っていた人は回答者の52.6%、見たことがあり内容まで知っている人は24.9%だった。見た・知っていた人にどこで知ったかを聞くと、「電車やバスなどの公共交通機関」47.7%、「公共施設や行政機関」32.4%、「テレビ、ラジオ」31.7%などとなった。
また、ベビーカー使用者は通行者の妨げにならないようにするなど、周囲に気遣いをしていると思うかを質問した。結果、「そう思う」31.8%、「どちらかといえばそう思う」37.9%と、7割近くの人がベビーカー使用者は周囲に「気遣いをしていると思う」と回答した。
また、電車やバス、エレベーターなどで、原則としてベビーカーを折りたたまずに使用できることについて尋ねると、「賛成」「どちらかといえば賛成」あわせて84.5%にのぼった。「反対」は10.6%と少数だった。
電車やバスなどでベビーカーを利用しやすい環境整備のため、選択肢の中から重要だと思う施策を質問すると、「公共施設や公共交通機関におけるベビーカー優先スペースの設置」55.3%がもっとも多かった。このほか、「ベビーカーマークの掲出場所の拡大」47.7%、「各種広報媒体を通じた周知活動の実施」「駆け込み乗車などの使用者の危険行為に対する規制」各36.8%が上位となった。
内閣府大臣官房政府広報室「世論調査」では、さまざまな世論調査の結果を掲載している。
《黄金崎綾乃》
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