大学入試新テスト…採点期間は20-60日、文科省が試算
文部科学省は1月29日、大学入試センター試験に代わる新テストとして導入する「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」について、記述式問題の採点期間の試算を公表した。試算では、採点期間は事前・事後の日数を含め、20日から60日程度と試算している。
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「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」は、大学入試改革の一環として平成32年度から実施され、記述式問題は国語と数学での導入が検討されている。記述式の採点期間の試算は、1月29日に開催された第10回高大接続システム改革会議で公表された。
これによると、採点の事前・事後にかかる日数を含め、採点にかかる日数は20日から60日程度と試算。試算にあたっての前提として、採点者は実働800人、受験者数は最大53万人、各正答条件を2人で採点すると想定している。
また、記述式問題の採点業務を効率的・安定的に実施するため、OCRの技術も活用。「クラスタリング」と呼ばれる、デジタル化した記述式問題の解答をテキスト処理により分類する処理を実施することで、実質の採点量を減らし、採点効率や採点精度の向上が期待できるとしている。
また、採点基準に基づく個々の条件への適合性の判定業務については、民間事業者などを活用して実施することも考えられるとした。
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