クロスキャット、新入社員の奨学金返済を最大100万円支援
インターネットや通信事業を手がけるクロスキャットは、2017年度の新入社員を対象に、学生時代に受給していた奨学金の返済支援制度を導入すると発表した。返済による経済的、心理的負担を軽減し安心して働ける環境を整備することがねらい。支援額は最大100万円の予定。
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日本学生支援機構が行った「平成24年度学生生活調査結果」によると、4年制大学生の50%以上、大学院生の60%以上が何らかの奨学金を受給している状況だという。奨学金の返済滞納問題が浮き彫りになるなど、就職後、初任給に占める奨学金返済割合は決して低いものではないと推察される。
クロスキャットでは、入社1年目に奨学金の大幅返済または完済をしてもらい、経済的・心理的負担を取り除くことで就業活動に専念してもらうことを目的に、返済支援制度の導入を決定。制度では、2017年4月入社の新入社員のうち、学生時代に返済義務のある貸与型奨学金を受給していた者を対象に、1年目の冬季賞与支給時に通常賞与とは別に一時金を支給。一時金の金額は奨学金残高とし、残高が100万円を超える場合は100万円を上限とする。
一時金の支給後は返済を求めない完全支給型で、一定期間内に奨学金返済に充当することに使途を限定する。支給後は、奨学金の残高証明書などの提出により使途確認をする予定だという。
クロスキャットでは、返済支援制度を奨学金を受給する学生に広く知ってもらい、クロスキャットを就職希望先のひとつに加えてもらうことで、会社と学生の双方にとってメリットがある環境を構築していきたいとしている。
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