東京大学、企業に学業配慮を要請…土日祝や夕方の対応求める
就活スケジュールの変更を受け、東京大学は3月14日、「平成28年度本学卒業・修了予定者の就職・採用活動についてのお願い」と題した文書を3月1日付けで企業宛に作成し、学生の学修環境を損なうことがないよう企業各社に要請したことを明らかにした。
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平成28年度卒業・修了予定者の就職・採用活動をめぐっては、日本経済団体連合会(経団連)が2015年12月に指針を発表。広報活動開始は3月1日以降を維持し、採用選考活動開始は6月1日以降に変更されることとなった。
これを受け、東京大学では文書の中で、経団連の指針を踏まえ、平成28年度卒業・修了予定者の就職・採用選考活動について「秩序ある対応を行ってまいります」と記載。企業に対して、学修時間の確保や人材養成の観点から、学業への配慮の重要性について理解し、指針が示すスケジュールに協力するよう要請している。
文書は、「企業(経団連に加盟していない企業を含む)等各位」を宛名とし、経団連の指針が示す採用スケジュールとともに、東京大学の学校推薦書についても「平成28年6月1日以降に発行いたします」と明示。土日祝日や平日の夕方の活用、授業・試験・留学・教育実習などと採用選考活動が重複する場合に個別で採用選考日時を変更するなど、学業環境を損なわないための対応や配慮を求めている。
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