安心・安全に通学&お稽古…子ども見守りサービス最新事情

 子どもの通学やお稽古通いなどで気になる連絡手段。定番の“キッズケータイ”から、最新の腕時計型デバイスまで、携帯各社の子供向け製品を比較。あわせて、鉄道会社が運営する子どもの見守りサービスをご紹介する。

デジタル生活 未就学児
auの「mamorino watch」。小学1年生がつけるとこのぐらいの大きさに。
auの「mamorino watch」。小学1年生がつけるとこのぐらいの大きさに。 全 9 枚 拡大写真
◆定番は小型のキッズケータイ

 現在、小学生向け携帯の定番製品は、小型で機能を絞った“キッズケータイ”だ。機能は各社ともほぼ同じで、基本的に登録した電話番号しかかけられず、防犯ブザーなどが備わった、安心の設計になっている。また、地震などの緊急速報メールが届くほか、通信会社が提供する災害用伝言板/災害用伝言ダイヤルなどにもつながるため、緊急時にも対応可能だ。

 各社ともオプションで位置情報がわかるサービスもあり、特にauの「mamorino3」は、緊急の際セコムが子どものところへ駆けつけてくれる「現場急行サービス」を行っているのが特徴。料金は1回1万円と高価だが、仕事中など離れた場所にいる際の保険にもなる。

 キッズケータイを購入する場合、現在はキャッシュバックなどのキャンペーンがほとんどないため、新規やMNPで購入する場合の特典が少ない。必要な時期に本体代金に店のポイントのつく量販店などで購入するか、2台以上新規などのキャンペーンにあわせて買うのが無難なようだ。

【次ページ】「学校へのケータイ持込みは基本禁止」へ
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《相川いずみ》

教育ライター/編集者 相川いずみ

「週刊アスキー」編集部を経て、現在は教育ライターとして、ICT活用、プログラミング、中学受験、育児等をテーマに全国の教育現場で取材・執筆を行う。渋谷区で子ども向けプログラミング教室を主宰するほか、区立中学校でファシリテーターを務める。Google 認定教育者 レベル2(2021年~)。著書に『“toio”であそぶ!まなぶ!ロボットプログラミング』がある。

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