東大や東工大ほか…特色ある17大学の施設整備事例を紹介
文部科学省は、国立大学などの施設設備の中から、特色のある施設整備の計画・設計を紹介した事例集「国立大学等の特色ある施設2015」を作成し、Webサイトに公表した。国公立・私立大学の17事例が紹介されている。
教育・受験
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
「国立大学等の特色ある施設2015―大学機能を活性化する教育研究空間づくり編―」では、平成26年7月に策定した「国立大学等施設設計指針」で示す、「教育研究空間の最適化」、「施設水準の向上」および「設計プロセスと推進体制」の3つの視点を踏まえた、特色のある大学について掲載している。
事例として、教育効果を追求したデザインの実験室や議論を生むヘキサゴン実験台など、学生のための「アクティブ・ラーニングの空間」を実現した東京大学駒場キャンパス(21KOMCEE East)や、「元素戦略研究拠点施設」として、国内外の研究者と共同研究も行えるオープンラボを各階に設けるなど、オープンでグローバルなラボとしての機能を充実させた東京工業大学すずかけ台キャンパス・元素戦略研究センターなど、国立12大学・公立2大学・私立3大学、計17事例が紹介されている。
また、国立大学法人などの施設の計画的かつ重点的な整備を推進する「第3次国立大学法人等施設整備5か年計画」実施方針に示された、施設整備のカテゴリーとの関係を事例ごとに紹介しているほか、掲載希望の声があった「企画書」「基本計画書」について、3事例を参考資料として掲載している。
文部科学省は、この事例集を国立大学のみならず、広く高等教育機関関係者が施設整備を計画する際のヒントにし、国・公立、私立大学間の交流・発展につなげてほしいとしている。
《塩田純子》
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