【高校受験2016】自己推薦型の高校入試に「すらら」採用…23名合格

 クラウド型学習システム「すらら」を導入している開星高校(島根県松江市)では、2016年度の自己推薦型入試で、「すらら」の指定範囲の学習を修了することにより合格とする入試方法を実施し、2016年度入試では23名が合格した。

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 クラウド型学習システム「すらら」を導入している開星高校(島根県松江市)では、2016年度の自己推薦型入試で、「すらら」の指定範囲の学習を修了することにより合格とする入試方法を実施し、2016年度入試では23名が合格した。

 「すらら」が採用されたのは、4年制大学や短大、専門学校、就職と幅広い進路から自分に適した進路を目指す「ドリカムコース」の志願者を対象とした「ドリカム入試」。ドリカム入試では、入学を希望する中学3年生が数学・英語のうちいずれか1つの受験教科を選択し、学校が指定した「すらら」の学習範囲を約3か月の期間内に修了することで「合格」となる。

 志願者は、自宅のパソコンやタブレット、開星高校のパソコンを使い学習を進める。わからないところは「すらら」の質問管理機能を使い、開星高校の教員に直接質問できる。

 一方、開星高校の教員は「すらら」の学習管理画面で各志願者の学習時間数やクリアユニット数、指定した学習範囲の達成状況を把握し、志願者の努力を評価することができる。また、学習管理画面から各志願者へ激励のメッセージを発信も可能。

 実施初年度となった2016年度「ドリカム入試」の説明会には94名の中学3年生が参加し、23名が合格した。開星高校の村本克教頭によると、ドリカム入試では「一発勝負の入試ではわかりにくい各志願者の『努力』の過程を見ることができる」という。また、「『すらら』での学習を通じて、入学前から学び直しを図ることもできている」とし、2017年度もドリカム入試を引き続き実施する予定だという。

◆ドリカム入試実施概要(2016年度入試)
実施コース:ドリカムコース
対象者:2016年3月に中学校を卒業見込みの者
受験教科:数学・英語いずれか1教科

《外岡紘代》

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