アダプティブラーニングとは【ひとことで言うと?教育ICT用語】

 アダプティブラーニングとは【ひとことで言うと】「個々の生徒にあわせて学習内容を提供すること、その仕組み」

教育ICT 先生
アダプティブラーニングとは【ひとことで言うと?教育ICT用語】
アダプティブラーニングとは【ひとことで言うと?教育ICT用語】 全 1 枚 拡大写真
 特集「ひとことで言うと?教育ICT用語」では、教育ジャンル中心の基礎用語から最新キーワードまでのIT用語辞典として、おもに教育関係者向けに用語をやさしく解説していく。記事を読んでいるときに、わからない用語があったときに役立てていただきたい。

◆アダプティブラーニングとは


【読み】アダプティブ ラーニング
【表記】Adaptive Learning、AL、適応学習
【分類】技術/一般常識/その他
【ひとことで言うと】
「個々の生徒にあわせて学習内容を提供すること、その仕組み」
【解説】
 「アダプティブラーニング」は、個々の生徒の進捗に合わせ、学習内容や学習レベルを調整し提供しようというものだ。このこと自体は、熟練の教育者であれば、意識的・無意識的に行っていることであり、ごく当たり前だが、現在のアダプティブラーニングでは、ICT技術やソーシャルメディアなどを活用することで、学習内容・学習レベルの最適化を行えるのが特徴となっている。

 アダプティブラーニングでは、生徒個々の学習の進捗状況をログとして残し、それを分析・反映することで、学習内容を分岐させ、最適化して提示していく。また同じような個所でつまずいている生徒同士をマッチングし、相互学習やグループ学習により、解決に向かうといったことも可能としている。さらには、楽しんで学べる「ゲーミフィケーション」の考えを採り入れる場合もある。

 アダプティブラーニングに注力したeラーニングシステムも複数登場しており、具体的には、「Knewton」「fishtree」「すらら」「RICS」などがある。

【関連用語】アクティブラーニング、ゲーミフィケーション
【最終更新日】2016年4月19日

《冨岡晶》

冨岡晶

フリーの編集者/ライター/リサーチャー。芸能からセキュリティまで幅広く担当。

+ 続きを読む

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集