ゲーミフィケーションとは【ひとことで言うと?教育ICT用語】

 ゲーミフィケーションとは【ひとことで言うと】「“ゲームの楽しさ”の要素や仕組みを、教育やビジネスなどに、日常レベルで採り入れる手法」

教育ICT 先生
ゲーミフィケーションとは【ひとことで言うと?教育ICT用語】
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 特集「ひとことで言うと?教育ICT用語」では、教育ジャンル中心の基礎用語から最新キーワードまでのIT用語辞典として、おもに教育関係者向けに用語をやさしく解説していく。記事を読んでいるときに、わからない用語があったときに役立てていただきたい。

◆ゲーミフィケーションとは


【読み】ゲーミフィケーション
【表記】Gamification
【分類】インターネット
【ひとことで言うと】
「“ゲームの楽しさ”の要素や仕組みを、教育やビジネスなどに、日常レベルでとり入れる手法」
【解説】
 本質的には同じ単純作業なのに、「ゲームは楽しいけど、学習ドリルはつまらなく感じる」といった児童生徒は多い。これは、フィードバックや報酬といった、“楽しさを感じさせる要素や仕組み”が少ないからだ。そこで、ゲーム以外のジャンルでも、学習過程に“ゲームの楽しさ”を取り込む手法が近年注目されている。これが「ゲーミフィケーション」だ。

 たとえば、eラーニングでテストを行う場合、「単純に点数を付ける」だけでなく、
・正解すると、ファンファーレがなり、一定回数でレベルアップする
・点数によって、勇者の装備が豪華になって、グラフィックで表示される
・点数によってポイントが貯まり、満額になるとご褒美のグラフィックが表示される
・正解したジャンルごとに、バッジがもらえる
など、心理的・社会的に働きかけモチベーション持続につながるような、ゲーム的な要素や仕組みを採り入れるケースが考えられる。ここ数年になって注目されてきた要素だが、教育の本質につながる手法だとも言える。

【関連用語】ゲーム
【最終更新日】2016年5月11日

《冨岡晶》

冨岡晶

フリーの編集者/ライター/リサーチャー。芸能からセキュリティまで幅広く担当。

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