筑波大、講義収録システム「Cbox」で鹿屋体育大学と連携強化
講義・イベント収録、配信システムの開発などを手掛けるフォトロンは、2015年までに講義収録システム「Cbox」合計38台を筑波大学に納入した。筑波大学は、鹿児島県の鹿屋体育大学との共同専攻を可能にするための授業映像収録システムとして導入したという。
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
筑波大学と鹿屋体育大学は、2012年に体育・スポーツにおける共同専攻の設置を目的とした連携を結んでいたが、1,000kmもの距離がある両大学で共同専攻を設けるためには、学期や授業時間といった時限の違いからすべてをライブ授業で対応することが難しく、なるべく多くの授業を板書などがきちんと見える映像で受講できるようにする必要があったという。
そうした課題を解決すべく、筑波大学では2012年3月に4教室で「Cbox」を導入。共同専攻設置の決定後、全学規模での設置を始め2015年までに合計38台を導入した。「Cbox」に関しては、講師のカメラ映像や板書の文字、プロジェクターに表示したPowerPointなどの授業資料を自由にレイアウトして収録できる点や、視聴の際に板書の映像だけを拡大縮小して見られる点などが高く評価された。
体育専門学群を中心とした各教室に設置された「Cbox」は、授業開始と同時に自動で収録開始・終了を行い、サーバに自動でアップロード、翌日には学習管理システムに映像へのリンクURLが表示される。
導入により、両大学間でどのような授業でも映像授業として受講することができるようになり、板書などがきちんと見える質の高い授業映像を共有できることから学生の試験対策としても活用されているという。これまでの動画撮影から格段に教職員の負担を軽減するメリットもあることから、さらなる活用にも期待が寄せられている。
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