総務省、教委・学校向け「クラウド導入ガイド」公表
総務省は5月20日、教育委員会・学校向けの「教育ICTの新しいスタイル クラウド導入ガイドブック2016」を公表した。クラウドを中心とした教育ICT環境の導入に参考となる情報を提供するもので、課題への対応案や導入プロセスのほか、活用事例も豊富に記載されている。
教育ICT
先生
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
総務省は文部科学省と連携して、平成22年度より学校現場における情報通信技術面の課題を抽出・分析するための実証研究を行う「フューチャースクール推進事業」を実施している。その成果をとりまとめ、教育ICT環境導入の際の参考資料として毎年ガイドブックを作成、公表。 「ガイドブック2016」は、平成26年度より行っている「教育クラウド・プラットホーム」の実証の成果をもとに作成している。
本編の冒頭では、クラウド等の導入にあたり教育委員会や学校が抱えている共通の課題や悩みを挙げ、その対応案を提示。そのうえでクラウド等の導入プロセスを準備・計画・調達・運用の4段階に分け、各段階における留意点を記載している。また、自治体や学校におけるクラウド等の活用事例を豊富に記載している。
このほか、技術的な内容を多く含む調達や情報セキュリティについても、別冊に詳しくまとめられている。
なお、ガイドブックは全国の都道府県および市区町村の教育委員会に発送するほか、総務省のホームページで閲覧できる。また最新情報については、総務省のホームページ「教育の情報化」に追加記載していくという。
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