カドカワ、高校がない地域にネットを活用した教育拠点を開設
カドカワは5月27日、高校や教育機関がない地域に、ネットを活用した教育拠点「Nセンター」を開設すると発表した。鹿児島県長島町と群馬県南牧村、佐賀県武雄市に開設することが決定しており、7月にはNセンター長島(仮)を開設する。
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日本の少子化により、小中学校や高校の統廃合が進み、全自治体の4分の1に高校がなく、これにより地域間で教育格差が生じ、教育場所を求めて高校のある地域への移住も増えているという。そこで、カドカワは高校や教育機関がない地域にネットを活用した教育拠点を作り、都市部と地方で広がる教育格差の問題を解消する。
Nセンターは、地方自治体とドワンゴ、カドカワが開校した「N高等学校」が連携して開校する地域の教育拠点。各地方自治体の協力のもと空き施設を有効活用し、N高等学校のウェブ授業のシステムを受講できるようにする。また、職業体験やプログラミング学習の機会も提供し、若者と地域住民が交流できる新しい拠点を目指す。
鹿児島県出水郡長島町では7月にNセンター長島(仮)を開設する。群馬県南牧村では教育拠点の開設に加え、高校生や大学生が村の活性化に取り組む行政職員の職業体験ツアーを実施する予定。
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