スタディサプリがサービス向上、データ分析とメール配信でシステム連携

 エクスペリアンジャパンは6月23日、同社が提供するメール配信システム「MailPublisher」と、リクルートマーケティングパートナーズが運営するオンライン学習サービス「スタディサプリ」が連携したと発表した。サービスをさらに向上させるという。

教育ICT その他
スタディサプリ
スタディサプリ 全 3 枚 拡大写真
 エクスペリアンジャパンは6月23日、同社が提供するメール配信システム「MailPublisher」と、リクルートマーケティングパートナーズが運営するオンライン学習サービス「スタディサプリ」が連携したと発表した。サービスをさらに向上させるねらい。

 スタディサプリは、「すべての人が、高品質な『まなび』を通じて、未来の可能性を広げることができる世界の実現」を目指す、「まなび」の総合サポートサービス。旧サービスブランド「受験サプリ」が2011年10月に提供開始されて以来、累計会員数は25万人を超える。月額980円(税別)というオンラインサービスならではの低価格と、時間や場所を選ばない自由度の高さを実現している。

 また、スタディサプリの強みである「ひとりひとりに最適化した学習環境」を支えているのが、トレジャーデータの「TREASURE DMP」とエクスペリアンジャパンの「MailPublisher」。当初、スタディサプリでは、ユーザー行動の収集・分析を「TREASURE DMP」で行い、その分析結果に結づくセグメントごとのメール配信は「MailPublisher」で行い、個々に独立したシステムとして利用していた。しかし、サービス拡大に伴うデータ量の増大により、作業負荷が大きくなったため、今回のシステム連携に至ったという。

 今回のシステム連携により、データ分析からメール配信までの一連の作業が高速化し、作業負荷が軽減する。そして、ひとりひとりに合わせて導き出した「学習方法の最適解」をメールなどを通じて推薦できる。また、アクセス状況や利用状況、年代に応じて学習を促すメッセージをメールで配信し、やる気を喚起させる。さらに、データの活用により、中学受験や高校受験など、利用者のライフステージの変化に合わせたコミュニケーションの実現も期待されている。

《工藤めぐみ》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集