リクルート次世代教育研究院、オフィシャルサイト開設

 リクルートマーケティングパートナーズは6月29日、「リクルート次世代教育研究院」オフィシャルサイトの運営を開始した。オフィシャルサイトでは、活動概要や横浜市立旭中学校との共同実証実験などの情報を掲載している。

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リクルート次世代教育研究院
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 リクルートマーケティングパートナーズは6月29日、「リクルート次世代教育研究院」オフィシャルサイトの運営を開始した。オフィシャルサイトでは、活動概要や横浜市立旭中学校との共同実証実験などの情報を掲載している。

 リクルート次世代教育研究院は、教育とテクノロジーの融合、子どもの教育環境格差についての分析・研究、未来への提言を行う調査研究機関として、2015年12月に設立。より良い教育の創造に繋がる活動を行っている。

 オフィシャルサイトでは、横浜市立旭中学校との共同実証実験を紹介。6月8日から9月30日まで、中学1~3年生80名を対象に、生徒の苦手を解析し、つまづかない学習プロセスを提供して、アダプティブラーニングによる学習の効率化を図る。東京大学松尾豊准教授および松尾研究室との共同研究で解析した単元ネットワークを活用し、生徒ひとりひとりの苦手を解析していく。

 リクルートマーケティングパートナーズは、オンライン学習サービス「スタディサプリ」を展開している。リクルート次世代教育研究院はその調査研究機関として、ICT教育や子どもの教育環境格差について分析・研究を行う。具体的には、スタディサプリにて得られる学習履歴などのビックデータ解析を通じ、学習者に最適な学習手法(アダプティブラーニング)の調査研究を行うことで、新たな教育手法の提案をしていく。また、経済的困窮状態にある家庭の子どもたちにスタディサプリを用いた学習支援の実証研究を進めているという。

 リクルート次世代教育研究院は今後、オフィシャルサイトを通じて、研究や活動内容の情報を発信していくとしている。

《工藤めぐみ》

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