先生の学びを支援「ティーチャーズ・イニシアティブ」設立…記念イベントも

 国際化や情報化といった激動の21世紀を生きる子どもたちが未来を切り拓いていくための力を身に付けられるよう、その鍵となる「先生」の学びと成長を支援することを目的とした組織「ティーチャーズ・イニシアティブ」が設立された。7月23日には設立記念シンポジウムを開催。

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先生たちの主体的な学びを支援
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 国際化や情報化といった激動の21世紀を生きる子どもたちが未来を切り拓いていくための力を身に付けられるよう、その鍵となる「先生」の学びと成長を支援することを目的とした組織「ティーチャーズ・イニシアティブ」が設立された。7月23日には設立記念シンポジウムを開催する。

 ティーチャーズ・イニシアティブは、「先生こそが真に未来をつくることができる」というコンセプトのもと、子どもたちの主体性と創造性を育む先生の支援や、学び続ける先生への教育機会の提供、学校の壁を越えた主体的なつながりの支援など、学び続ける先生を社会全体で支援することを目的に設立された団体。設立にあたり、米倉誠一郎・一橋大学教授、鈴木寛・東京大学・慶應義塾大学教授、児美川孝一郎・法政大学教授、前野隆司・慶應義塾大学教授、宮地勘司・教育と探求社代表取締役社長らが発起人・理事を務めている。

 2016年は、21世紀型スキルや新しい学び方の習得に意欲のある先生を対象に、8月から半年間の探求型プログラム「21世紀ティーチャーズプログラム」を実施。教育の課題と未来を考えるキックオフ合宿を皮切りに、理事が在籍する大学にて自分たちの学びをデザインするための研究を行い、最終的には生徒を対象に授業実践を行うプログラムとなっている。対象は小・中・高校に勤務する教師で、30名を募集する。

 また、7月23日には団体設立に関するプレスカンファレンスと、設立記念シンポジウムを開催。シンポジウムでは、5月に開催された「G7倉敷教育大臣会合」を踏まえて、世界の教育と日本の教育の現状と進むべき方向や、先生は何を学ぶべきか、産官学が連携して先生たちをどのように支援していくかを共に考えるための基調講演やパネルディスカッションが行われる。

 シンポジウムは入場無料、募集定員は400名。7月8日までWebサイトにて事前申込みを受け付けている。シンポジウムの詳細や、21世紀ティーチャーズプログラムの詳細はWebサイトにて確認できる。

◆設立記念シンポジウム「シフトする教育~未来を作る教師」
日時:7月23日(土)13:00~16:00
会場:イイノホール(東京都千代田区内幸町2-1-1)
定員:400名
参加費:無料
申込方法:Webサイトの申込みフォームより申し込む
申込期限:7月8日(金)

《畑山望》

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