メドピア・京大ら5者が共同研究開始、健康管理の質の向上を目指す
医師専用サイト「MedPeer」を運営するメドピアは7月11日、京都大学やオムロンらと共同で、健康管理の質の向上を目的とした産学連携共同研究を開始すると発表した。Personal Health Record(PHR)を活用したビジネスモデルを考察する。
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健康・医療分野では、ICT技術の急速な発展と普及により、さらなるイノベーションが期待されている。健康・医療・介護にかかわる個人データ(Personal Health Record、PHR)を活用することで、データにもとづく健康増進や、臨床研究などの医学の発展にも貢献できるのだという。ただ、現状は情報の互換性や連続性、利便性が不十分で、運営費用や利用率の低さなどの問題も抱えている。
共同研究では、PHRの標準化、PHRサービスを活用した健康増進、医療の質を向上するための課題を抽出し、永続的運営が可能なビジネスモデルを考察する。そのために、大学健診を起点とした、救急・災害時、プライマリケア受診時の連携などを踏まえた情報項目の標準化や、個人が生涯にわたって標準化された健康情報、ライフログを安全に利活用できる基盤の整備を行うという。
共同研究はメドピアのほか、京都大学環境安全保健機構健康管理部門/附属健康科学センター、第一生命保険、リクルートホールディングス、オムロンヘルスケアが参加する。
京都大学環境安全保健機構 健康管理部門/附属健康科学センターは、京都大学の学生や教職員の健康管理、健康・医療にかかわる教育、啓発、研究を行っている。京都大学SPH(School of Public Health、公衆衛生大学院)の教員や卒業生が多く所属する健康管理部門/附属健康科学センターは、健康・医療情報を取り扱う専門家集団である。
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