大学入試新テスト、82%の大学が利用希望
82%の大学がセンター試験に代わる大学入試新テストを利用したいと回答していることが、河合塾が7月29日に発表した調査結果より明らかになった。実施回数は、半数が「1回」が妥当だと回答した。
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
高大接続改革に関する大学アンケート調査は、河合塾が全国の国公私立大学746大学(通信制のみ・大学院大学を除く)を対象に実施し、406大学の回答を得た。回答率は54%。アンケートは4月~5月に実施し、6月13日到着分までを集計した。
センター試験に代わる大学入試新テスト(大学入学希望者学力評価テスト)を利用したいか聞いたところ、82%の大学が利用したいと回答。利用したいと回答した割合を設置者別に見ると、国立大が93%、公立大が83%、私立大が80%だった。
大学入学希望者学力評価テストの妥当な実施回数は、「1回」50%、「2回」35%、「未回答」11%、「3回」4%。1回と回答したのは、国立大が85%、公立大が55%、私立大が43%だった。実施時期は、大学入試センター試験と同じ1月がもっとも多かった。
英語は聞く・話す・読む・書くの4技能を重視する観点から、すでに多くの大学入試で英語外部試験の導入が拡大している。そこで、各大学の導入状況や予定を聞いたところ、「導入済み」19%、「次年度以降導入が決まっている」8%、「導入する方向で検討中」10%、「検討中であるが方向性が定まっていない」41%。導入済みの大学は、国立大が22%、公立大が13%、私立大が20%だった。
英語外部試験の導入は、特に入学定員の多い私立大学で進んでおり、入学定員3,000人以上の私立大では、「導入済み」61%、「次年度以降導入が決まっている」22%、「導入する方向で検討中」6%となった。
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