ポッキーやビスコでプログラミング、グリコのスマホアプリ「GLICODE」
江崎グリコは、ポッキーやビスコなどのお菓子を使ってプログラミングを学習できるスマートフォン用アプリ「GLICODE(グリコード)」を開発した。総務省の「プログラミング教育実施モデル 実証事業」に選定され、8月4日よりアプリの提供を開始した。
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江崎グリコは創業以来、「食を通じて社会に貢献する」ことを目指し、エネルギー代謝に欠かせない成分・グリコーゲンを基点とした「糖」の研究を重ねてきた。プログラミング学習アプリGLICODE開発の背景にも、グリコのお菓子をきっかけにしてプログラミングに興味を持ち、さらには次代を担うにふさわしい高いITリテラシーを身につけてほしいという思いがあるという。
小学校低学年向けのアプリGLICODEは、子どもが大好きなお菓子にプログラミングコードを持たせ、それらをルールに従って並べることでスマイルグリコのキャラクター「ハグハグ」を動かし、ゴールを目指すゲーム。ハグハグをゴールに導くための動きを自由にプログラミングし、自分で考え、試し、検証しながら「RUNTIME(プログラミングの時間の概念)」や「CONDITIONALITY(条件付けのコード実行)」「LOOPS(繰り返し処理)」などのロジックを学習できる。
東京都小金井市前原小学校校長の松田孝氏は、「お菓子を使えば、その操作活動によってバーチャルな世界におけるプログラミング(命令)を具体的な量やベクトルとして実感させることができます。具体的操作期にある低学年の子どもにとっては最高の教材ではないでしょうか」とコメントしている。
GLICODEは、総務省が若年層に対するプログラミング教育を推進する「プログラミング教育実施モデル 実証事業」に選定された。9月下旬には東京都小金井市前原小学校でGLICODEを使った公開授業が行われる。現在の対応OSはAndroidのみだが、8月下旬以降にiOSにも対応する予定だ。今後は、複数の小学校教育への導入なども視野に入れながら、気軽に楽しめる体験イベントなども展開していく予定だという。
◆GLICODE(グリコード) おいしいプログラミング
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