西日本最大級の教育ICT総合展「関西教育ICT展」124社出展で初開催
西日本最大級の教育ICT総合展「関西教育ICT展」が、日本教育情報化振興会・大阪国際経済振興センター・テレビ大阪・テレビ大阪エクスプロ主催、総務省・文部科学省ら後援のもと、大阪市住之江区にある国際展示場「インテックス大阪」で開幕した。
教育ICT
先生
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◆124社出展で、8月に初開催
主催者の日本教育情報化振興会 森本泰弘専務理事によると、初開催となる今回は124社が出展し、39のセミナーを開催、2日間で約8,000人の来場を見込んでいるという。「関西教育ICT展では、ただものを売るのではなく、現場で役に立つ、先生に使っていただけるICTを提案したい」との想いから、学校の先生や教育委員会の目線に合わせた展示やセミナーを行っていると説明する。「夏休みの8月に開催することで、教育関係者が来場しやすい」とのことだが、ブースでは実際に「先生方が多く来場されている」との声を聞いた。
8月3日には、教育格差解消などを目的に94自治体が賛同し「全国ICT教育首長協議会」が発足したが、森本氏は「予算のとれない教育委員会もあり、首長の説得に苦慮するケースもある」という。日本教育情報化振興会は会場内のブースで、そうした相談にも応じている。
◆具体的な活用方法や機能を紹介
会場入口付近では、東芝、NEC、富士通、Sky、富士ソフトが大きなブースを構えている。ほかにも、NTTグループ、ベネッセコーポレーション、チエル、ジャストシステム、大日本印刷、すららネットなど、教育ICT関連展示会の常連企業のブースが目立つ。
NTTグループのブースでは、NTT西日本が大きなスペースをとっている。担当者は、東京のイベントに出展したこともあるが、関西からの来場者は多くなく、今回は関西の学校や教育委員会に直接訴求できる良い機会だと語っていた。
展示内容は学習支援システム、教務支援システム、デジタル教材、プログラミング教材、ハードウェアとさまざまだが、ブースの多くでデモが行われ、具体的な活用方法や機能が紹介されている。体験できるブースも多いので、多くのサービスに実際に触れる良い機会ではないだろうか。
来年2017年11月には、リード主催の学校向けIT専門展「教育ITソリューションEXPO(EDIX)」が、大阪で初開催される。教育ICTは西高東低といわれることもあるが、関西における教育ICTの盛り上がりとともに、両イベントの棲み分けにも注目される。
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