弁護士の平均年収、5年前と比べ477万円減
1年目の新人弁護士の平均年収は、平成27年分が568万円で5年前と比べて約210万円減少していることが、法務省の調査結果より明らかになった。1年目~15年目の全体では5年前と比べて477万円減少している。
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
調査は、法曹の収入や大学・法科大学院在学中の奨学金の利用状況などを把握することを目的に実施。収入調査は53期~67期の弁護士を対象に行い、7,912人の回答を得た。また、奨学金調査は新60期~新65期と66期~68期の判事補・検事・弁護士を対象に行い、6,813人の回答を得た。調査期間は平成28年3月中旬~下旬。
弁護士の平均年収について、1年目は平成27年分が568万円で5年前と比べて約210万円減少。経験年数が多い弁護士も平均年収が5年前と比べて減少しており、5年目で約800万円、10年目で406万円、15年目で617万円減少している。ただし、5年前の調査とは回答の回収率が異なる。
奨学金について、大学在学中に貸与型奨学金を利用していた割合は22.9%、法科大学院在学中に貸与型奨学金を利用していた割合は46.6%。大学在学中に給付型奨学金を利用していた割合は6.1%、法科大学院在学中に給付型奨学金を利用していた割合は18.7%にのぼる。
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