大学入試新テスト、河合塾が教科別分析レポートを公表
河合塾は、5・6月に全国7会場で開催した「第2回高大接続改革シンポジウム」で行われた分科会の教科レポートを公表した。高校や大学での参考となるよう、2020(平成32)年度から実施される大学入学希望者学力評価テスト(仮称)をおもなテーマとしてまとめている。
教育・受験
先生
advertisement

河合塾は、「高等学校基礎学力テスト(仮称)」や「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」について、文部科学省での検討状況をまとめて報告するとともに、高校での今後の教育課程・教育活動の展開に参考となるような資料・分析の機会として、2015年から「高大接続改革シンポジウム」を開催している。
「第2回高大接続改革シンポジウム」は、5月から6月にかけて札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の7会場で開催。高校の先生や大学関係者ら全国で3,000人が参加した。
シンポジウムの第1部では、2016年3月末に公表された「高大接続システム改革会議」の最終報告にもとづいた基調講演が行われ、第2部では、2020年度から実施される大学入学希望者学力評価テスト(仮称)をおもなテーマとした報告を河合塾が行った。
報告では、「思考力・判断力・表現力など」を測っていたと考えられる既存の大学入試問題を例示し、今後の出題のあり方などについて示した。Webサイトには、第2回開催終了に伴い、英語、数学、国語(現代文)、理科(物理/化学/生物)・地理歴史・公民(世界史/日本史/地理/現代社会/倫理/政治・経済)について、サンプル問題と河合塾の分析内容の要旨を掲載している。
シンポジウム参加者からは、「より内容をイメージできた」「思考を問う問題の幅広さを感じた」「本校の入試問題に対する改革のヒントもあった」などの声が寄せられたという。分析内容は、すべて河合塾Webサイト「お役立ち情報」内の「第2回 高大接続改革シンポジウム」で閲覧できる。
advertisement
【注目の記事】
関連リンク
この記事の写真
/
advertisement