地球環境問題、若者の4人に1人が無関心
内閣府は9月26日、地球温暖化対策に関する世論調査結果を発表した。地球温暖化やオゾン層の破壊などの地球環境問題に関心がある人の割合は87.2%にのぼる。年齢別にみると18歳~29歳は、関心がない人の割合が25.3%とほかの年代よりも高いことがわかった。
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地球温暖化対策に関する世論調査は、全国18歳以上の日本国籍を有する者3,000人を対象に調査員による個別面接聴取を実施し、1,816人の有効回答を得た。調査時期は7月28日~8月7日。
地球の温暖化やオゾン層の破壊、熱帯林の減少などの地球環境問題に関心があるか聞いたところ、「関心がある」40.4%、「ある程度関心がある」46.8%、「あまり関心がない」10.1%、「まったく関心がない」2.4%となった。都市規模別にみると「関心がある」割合は大都市で高い。年齢別にみると「関心がある」割合は40歳代と60歳代で、「関心がない」割合は18~29歳と70歳以上でそれぞれ高い。特に18~29歳は、「あまり関心がない」21.3%と「まったく関心がない」4.0%の計25.3%が関心がなく、ほかの年代よりも関心がない割合が高い。
日本では、2030年度に温室効果ガス排出量を2013年度と比べて26%削減するという中期目標を掲げていることを知っていたか聞いたところ、62.7%が「知っていた」と回答した。年齢別にみると、「知っていた」割合は60歳代で、「知らなかった」割合は18~29歳と30歳代でそれぞれ高い。18~29歳は50.6%と半数以上が知らなかった。
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