いじめ防止に向け「考え、議論する道徳」へ…文科相メッセージ
松野博一文部科学大臣は11月18日、学校の先生に向けて、いじめに正面から向き合う「道徳と教育に関する大臣メッセージ」を発表した。道徳の授業で、いじめに関する具体的な事例を取り上げ、子どもたちが考え、議論する授業を積極的に行ってほしいと要請した。
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いじめ防止対策協議会から11月2日にいじめ防止対策に係る提言を受け、文部科学省はいじめ防止対策に沿った取組みをさまざまな角度から総合的に進める。特に、平成30年度から全面実施する「特別の教科 道徳」の充実が、いじめの防止に向けて大変重要であるという。
松野博一文部科学大臣は、学校における道徳教育がいじめに正面から向き合う、考え議論する道徳教育へと転換されるよう、学校の先生に向けてメッセージを発信した。本文は文部科学省のWebサイトに掲載されている。道徳の授業の中で、いじめに関する具体的な事例を取り上げ、子どもたちがいじめの問題を自分のこととして考え、議論する授業を積極的に行ってほしいとしている。
文部科学省は今後、各学校における取組みを後押しするため、道徳教育の充実のための資料をWebサイト上で提供する「アーカイブセンター(仮称)」を設置。平成28年度内を目途に授業の実践・事例集を提供し、いじめの具体的な事例をもとに考え、議論できる書き込み式の教材を順次公開するという。
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