VRを教育現場に…アメリカ政府が企業・団体を助成
アメリカ政府は、バーチャルリアリティー(以下、VR)の教育現場での活用に注目し、その活用方法を模索するうえで、「VRエデュケーション プロジェクト」助成金を交付することを決定した。
教育ICT
先生
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
助成金交付の対象となるプロジェクトは、教育を目的としたテクノロジー商品の研究開発(中小企業に105万ドル)、未就学児から高校生までの生徒や教職員などを対象とした健康と医学の問題に対処する生物学を軸にしたSTEMゲームの開発、STEM教育の研究開発、ゲームを融合させた革新的な教育案(48万ドル)など。
そのほかにもスクリーンを利用した革新的な「メディア・アート」の生産開発・流通や、貧困・人種・英語能力・障害・家庭環境などの理由で十分な教育を受けられない状況にある生徒への学校側の対応や成績向上のための施策についての調査も助成の対象となる。
アメリカ政府によると、VRゲームの最中は、利用者は高い集中力を保ち、新しい何かを探し求めようと常にチャレンジしようとする状態にある。そのためVRは教育への利用に適しており、現状は遊び道具としてだけ使われることが多いが、教育ツールとしての有用性は高いという。
なお、VRを含む最新技術などを用いたEdTech企業・研究団体に向け、アメリカ政府は「Ed Tech Developer's Guide」を発行している。全文は、Webサイトからダウンロードできる。
《池野サキ》
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