休眠預金を子ども支援に活用、今国会で法案成立
長い間取引きされていない金融機関の休眠預金を民間の公益活動に活用しようと、今国会において新たな法案が成立した。子どもや若者の支援などに休眠口座の資金が活用されることになる。
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休眠預金とは、銀行など金融機関の預金口座に預けられたまま10年以上取引きがなく、預金者本人と連絡がつかないお金。休眠口座の預金額は、国内で年間1,000億円にのぼるといわれている。
そこで、休眠口座の預金者らの利益を保護しつつ、資金を国民生活の安定向上や社会福祉の増進につながる民間公益活動に活用しようと、「民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律案」が提出され、12月1日の参議院財政金融委員会で可決された。12月2日には、参議院本会議に提出され、成立した。
法律案によると、資金が活用されるのは、子どもや若者の支援活動、日常生活や社会生活を営むうえで困難を有する者への支援活動、地域社会の活力低下や社会的に困難な状況に直面している地域の支援活動。活用にあたっては、大都市や特定の地域に集中しないよう配慮するという。
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