梅村学園とNTT西日本、トップアスリート育成にICT活用
梅村学園と西日本電信電話は、ICTを活用して収集したバイタルデータでトップアスリートの育成をサポートする新たなトライアルを開始した。
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中京大学豊田キャンパスなどで、陸上(棒高跳び、走り高跳び)、水泳を対象にトライアルを実施する。トライアルでは、映像データによる視覚的な評価・分析や、トレーニング中の心拍数・3軸加速度などのバイタルデータを数値化し、客観的な分析を行う。
トップアスリートの育成に、ICTを活用したトレーニング環境整備で貢献することを目指す。分析方法は、「映像データによるフォーム等の比較」と「バイタルデータによるトレーニング効果分析」を行う。
映像データによるフォームの比較では、踏み切りやインパクトなどの指定したポイントで2種類の映像を瞬時に同期できる「遅延同期ビデオフィードバック」技術を活用。トレーニングのイメージが体と頭に強く残っている状態で映像によるチェックができ、より効率的なトレーニングが可能となる。この分析方法では、最適な映像提示方法、操作方法などのノウハウ、技術の蓄積をする。
バイタルデータによるトレーニング効果分析では、機能素材「hitoe」を採用したウエアラブルセンサー「C3fit IN-pulse(シースリーフィット インパルス)」を着用。トレーニング時のバイタルデータを取得して分析し、効率的なトレーニングを行う。また、hitoeを水中競技に活用し、水中競技のトレーニング管理や選手強化に役立つツールの実現を目指す。
今後は、トップアスリートへの新たなコーチングスタイル確立を検討する。さらに、中京大学の「CISP」トレーニングプログラムとICTを組み合わせ、スポーツ愛好者への応用や中高年者の健康維持などへ貢献していく。
トップアスリート育成をサポートするICTを活用…梅村学園、NTT西日本がトライアル実施
《美坂柚木@CycleStyle》
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