PISA2015から見る男女差、社会的公平性…国際比較データ公開
経済協力開発機構(OECD)が12月6日に発表した、国際的な学習到達度テスト「PISA」の2015年調査結果。OECDのWebサイト「Compare your country」では、日本とOECD諸国、その他の調査参加国を図表で確認できる。
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PISA2015は、72か国・地域、約54万人の15歳児を対象に実施した国際的な調査。日本は科学的リテラシー、読解力、数学的リテラシーいずれも上位に位置した。
公開された比較図では、総合点や平均的成績ほか、さらに詳細な成績上位者・下位者の割合、男女間の成績の差、社会的公平性など、参加国と比較した詳細なデータを確認できる。
教育成果と親の社会的地位の関連性や、恵まれた環境にある生徒とそうでない生徒の間の成績の差を評価する「社会的公平性」の項目では、OECD諸国と比較すると日本は「恵まれない家庭の出身にもかかわらず良い成績を上げている」生徒の割合が少なかった。なお、経年変化を見ると、男女の差の公平性はOECD平均を下回っている。
Webサイトの対応言語は英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、日本語の5言語。すべて無料で閲覧できる。
《佐藤亜希》
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