数理とデータサイエンス教育強化、拠点校に東大・京大など6大学
文部科学省は12月21日、「数理およびデータサイエンスに係る教育強化」拠点校の選定結果をとりまとめ公表した。東京大学や京都大学など6大学が選ばれ、各大学が有する強み・特色を生かした取組みを行う。
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「数理およびデータサイエンスに係る教育強化」拠点校に選定されたのは、北海道大学、東京大学、滋賀大学、京都大学、大阪大学、九州大学の6大学。東京大学は数理・情報教育研究センターの設立、京都大学はデータ科学イノベーション教育研究センター構想を掲げ、21世紀のイノベーションを支える人材育成に取り組む。滋賀大学はデータサイエンス教育の全学・全国への展開として、データリテラシーを備えた人材の育成に向けたカリキュラム・教材の開発を行う。
そのほか、北海道大学はデータサイエンスセンター(仮称)の設置、大阪大学は数理・データ科学の教育拠点形成、九州大学は「数理・データサイエンス教育研究センター(仮称)」構想に取り組む。
拠点校の選定は、学識経験者などの有識者で構成する「数理およびデータサイエンス教育の強化に関する懇談会」における評価結果を踏まえたもの。評価の観点は、数理・データサイエンス教育強化に係るビジョン、実施体制、教育内容など。各項目の中で、大学が有する強み・特色を生かした取組みであること、マンパワーや大学のポテンシャルなど構想が実現可能な実施体制となっていること、事業計画終了後もセンターにおける教育を維持・発展することが見込まれる計画であることなどを、評価の重点事項にあげている。
《黄金崎綾乃》
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