東大、講義を無償配信…複数大学連携講義および一般へ
東京大学大学総合教育研究センターは、UTokyo OpenCourseWare x(UTokyo OCWx)の運用と講義の提供を2017年1月10日に開始する予定であると発表した。講義は、複数の大学へ連携講義として配信するほか、一般にも公開する。
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大学で正規に提供された講義とその関連情報をインターネットで無償公開するOCWは、2001年にマサチューセッツ工科大学がNY Timesにて発表し、2002年から運用されている。東京大学では、2005年よりOCW事業に進出。利点、欠点を詳しく実体験した結果、世界初の試みとして、新たにOCWxという新しいコンテンツ形式を用いて、いくつかのコンテンツを発表する。
UTokyo OCWxでは、東京大学や他大学の講義コンテンツをもとに、新しいコンテンツ形式に基づき、講義を提供する。公開されるのは、これまでUTokyo OCWに掲載されてきた東京大学の正規講義や、東京大学が勧める他大学のOCWコンテンツをより学びやすく再編集したもの。
OCWコンテンツをもとにすることにより、講義としての質の高さを維持し、場所や時間を選ばず、より学びやすくなる。さらに、学習確認のための課題も提供し、多くの人々に東京大学や他大学の講義を体験してほしいとしている。
同事業に関連して、マサチューセッツ工科大学のGilbert Strang教授を招いた講義も行われる。この講義は、東京大学大学総合教育研究センターが開発した国際連携講義システムUTOPを使って、複数の大学へ連携講義として配信する。さらに、一般の人も収録した講義を後日UTokyo OCWxで見ることができる。
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