【インフルエンザ16-17】埼玉・千葉で警報、東京は基準値目前
埼玉県と千葉県は1月25日、インフルエンザの流行警報を発令した。平成29年第3週(1月16日~22日)の定点あたり患者報告数は埼玉県が38.51人、千葉県が37.90人に達し、国の警報基準値である30人を超えたため。前週より大幅な増加となった。
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
埼玉県の第3週の定点あたり患者報告数は38.51人と、第2週(1月9日~15日)の20.21人から大きく増加している。保健所管内別の報告数をみると、熊谷(50.23人)、鴻巣(46.63人)、川越市(46.23人)の順に多い。
千葉県の定点あたり患者報告数は37.90人と、埼玉県と同様に前週の20.04人から大幅な増加がみられた。保健所別では、市原(60.00人)、香取(51.83人)、松戸(46.56人)、君津(45.08人)、印旛(44.75人)の順となっている。インフルエンザによる学級閉鎖なども増加しており、第3週は学年閉鎖学校数46校、学級閉鎖学校数179校に達した。
東京都の定点あたり患者報告数は28.58人と、警報基準値に近い数値のため注意が必要。保健所別では、荒川区(44.43人)、葛飾区(35.08人)、文京(34.86人)など、警報基準値超えの地域もある。
感染予防のためにも咳エチケットの励行、外出後の手洗い、適度な湿度の保持などを行うことが大切だ。埼玉県ではインフルエンザに感染した場合、人混みや繁華街への外出を控え、無理をして学校や職場に行かないよう注意を促している。
《黄金崎綾乃》
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