H28年度私立高入学志願動向、定員充足率は前年度比0.9ポイント増
日本私立学校振興・共済事業団は3月17日、平成28年度私立高等学校入学志願動向を公表した。入学定員充足率は前年度より0.9ポイント上昇し、入学定員、志願者、受験者、合格者、入学者数のいずれも前年度より増加した。
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平成28年度私立高等学校入学志願動向は、同年度に実施した「学校法人基礎調査」から、私立高等学校(通信教育課程、中等教育学校後期課程を除く)の入学者などに関する項目のデータを集計したもの。平成28年5月1日現在の私立高等学校1,321校のうち、1,289校についてまとめている。
平成28年度の入学定員は41万1,310人で、平成27年度より1,249人(0.3%)増加した。平成27年度と比較して、志願者は0.9%、受験者は0.9%、合格者は0.6%、入学者は1.3%、それぞれ上昇した。
入学定員充足率は85.1%で、これは前年度から0.9ポイントの上昇となる。入学定員充足率が100%未満の学校数は1,289校中902校で、全体の70.0%となり1.4ポイント下降した。50%未満の学校数は149校で、平成27年度と変わらず全体の11.6%だった。
都道府県別の動向では、志願倍率がもっとも高いのは群馬県。ついで岡山県、茨城県、大分県だった。入学定員充足率がもっとも高いのは岡山県。ついで埼玉県、新潟県となった。
男子校・女子校・共学校別の動向では、志願倍率の高い順に共学校、男子校、女子校。合格率が高い順に女子校、共学校、男子校。入学定員充足率の高い順に共学校、男子校、女子校となる。この3つの順位は、平成14年度以降変化はないという。
私立高等学校入学志願動向の詳細は、日本私立学校振興・共済事業団の私学振興事業本部Webサイトにて確認できる。
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