外国人留学生、前年比14.8%増…中国・ベトナム合わせ6割超
平成28年5月1日現在、留学生数が23万9,287人にのぼり、前年に比べ、3万908人(14.8%)増加したことが、JASSO(日本学生支援機構)の外国人留学生の在籍状況調査により明らかとなった。専修学校(専門課程)への留学は、前年に比べ30%増加した。
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
調査は、外国人留学生らの在籍状況を把握し、留学生施策に関する基礎資料を得ることを目的に、毎年行っている。平成15年度までは文部科学省が実施していたが、平成16年4月に日本学生支援機構に移管した。
在籍する外国人留学生のうち、高等教育機関に在籍する外国人留学生数は17万1,122人。前年(平成27年度)より1万9,060人増加し、前年比は12.5%となった。日本語教育機関に在籍する外国人留学生数は6万8,165人で、前年より1万1,848人増加。前年比は21.0%。
在学段階別学生数の調査をみると、すべて増加傾向にある。特に専修学校(専門課程)の増加が目立ち、前年より1万1,581人増え50,235人、前年比30%増となった。ついで増加が目立ったのは日本語教育機関で、留学生数は68,165人となり、前年より11,848人増え、前年比は21.0%となった。
出身地域別留学生数は、アジア地域からの留学生が22万2,627人で構成比は93.0%。前年度の92.7%を上回った。また、出身国別にみると、中国からの留学生数は9万8,483人、ベトナムからの留学生数が5万3,807人。中国とベトナムを合わせた留学生数は、全外国人留学生のうち63.7%を占めた。
なお、同調査で示す留学生は「出入国管理及び難民認定法」別表第1に定める「留学」の在留資格、いわゆる「留学ビザ」により、日本の大学・大学院、短期大学、高等専門学校、専修学校(専門課程)などで教育を受ける外国人学生のこと。
《編集部》
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