【GW2017】海外旅行は過去最高に迫る59.5万人、国内は帰省増
JTBが、4月25日~5月5日までの2017年ゴールデンウィーク(GW)期間中の旅行動向を発表した。総旅行人数が2,360万人と前年比1.7%減少する中、海外旅行人数は前年比1.2%増の59.5万人と、過去最高だった2012年の59.6万人に迫る見通し。
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
GWの旅行動向調査は、1,200人から回答を得た旅行動向アンケート、JTBグループの販売状況、航空会社の予約状況、業界動向などから推計したもので、1969年の調査開始以来、今年で49回目となる。
2017年GWの日並びは、前半の4月29日祝日が土曜日のため通常の週末と変わりないが、5月3日~7日は祝日と土日で5連休となり、5月1日、2日の月火を休めば9連休の大型連休となる。
海外旅行人数は、前年比10.7%増となった2016年GWよりさらに1.2%増え59.5万人と、過去最高となった2012年に次ぐ水準となる見通し。最大9連休と日並びもよく、為替相場も2016年のGW時期に比べて円高傾向にあることから、海外旅行に出かけやすい状況にあることがうかがえる。渡航先は、近距離では台湾・シンガポールなどのアジアやグアム、遠距離では建国150周年記念のカナダや、北欧・スペイン・ポルトガルなどが人気。
国内旅行人数は、2,300万人と前年比(2016年比)1.8%減となる予測。旅行の目的は「帰省、離れて暮らす家族と過ごす」が27.6%と最多で、前年比13.7ポイントと大きく増加。旅行日数については、1泊2日が45.3%ともっとも多いが、前年比では1.4ポイント減少、2泊3日も前年比2.2ポイント減少した。一方で3泊4日は前年比1.0ポイント増の12.8%、4泊5日も前年比2.8ポイント増の5.4%に。日並びがよいことから、長い旅行を計画しているようすが見られる。
消費マインドとしては節約傾向が強まっている傾向があり、旅行平均予算は海外旅行で前年比0.8%減の257,000円。国内旅行も節約傾向で帰省が増えるが、長期連休を利用した遠距離の旅行に行く人も増えるとみられることから、国内旅行平均費用は昨年並みの35,200円(前年比±0.0%)と予測。1人あたりの旅行予定費用も、お金をかけずに旅行する派と、長期休暇に相応の支出をして楽しむ派の二極化傾向が見られた。
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