「2020年から小学校でプログラミング必修化」母親の認知度は約4割
ジャストシステムの調査によると、2020年から小学校でプログラミングが必修化されることを知っている母親は39.4%。また、「STEM教育」を重要視している母親の67.8%が習い事や家庭学習での対策を始めていることが明らかになった。
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「AIとSTEM教育に関する調査」は、ジャストシステムがネットリサーチサービスFastaskを利用して、年少~小学6年生までの子どもを持つ母親1,652人を対象に実施したもの。調査期間は3月21日~24日。
2020年から小学校でプログラミングが必修化されることについて、「知っている」と39.4%が回答。また、2020年から小学校でプログラミング教育を受ける年少~小学2年生の母親に期待している効果を聞いたところ、「基本的な素養としてのスキルが身に付く」37.7%、「科学技術系や理数系の知識が高まる」33.8%、「将来の職業の選択肢が広がる」33.4%などであった。
Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)分野の理解促進や技術習得を図るための「STEM教育」を知っている母親は14.9%、そのうち83.0%がSTEM教育の重要性を感じていた。また、STEM教育の重要性を感じている母親のうち67.8%が習い事や家庭学習などで対策を始めていた。
プログラミング教室に通っている子どもは3.6%。通わせている理由でもっとも多かったのは「自分で考えて、行動できる人になるため」55.9%だった。通ったことにより、「創造力が高まった」「勉強に意欲的になった」「自分に自信がついた」など子どもの変化を感じている。
「近い将来、日本の労働人口の約49%がAIやロボットなどに置き換わる可能性が高い」「2045年にはAIが人類を超える(シンギュラリティを迎える)」と予測されていることを知っている母親は33.7%。2045年に働き盛りとなる子どものため、今後のAIと仕事との関係に67.9%の母親が注目していた。将来の就業に向けたスキルや技術習得について、15.3%が「すでに準備を始めている」、21.4%が「すぐにでも準備を始めたい」と回答した。
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