ベネッセ、通信教育の会員が前年同月比2万人増

 ベネッセホールディングスは5月9日、4月の国内通信教育講座「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」の会員数が245万人と、前年同月比2万人増加したと発表した。会員数の増加や継続率の向上などにより、次期の業績は4,548億円と前期比5.8%の増収を予想している。

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 ベネッセホールディングスは5月9日、4月の国内通信教育講座「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」の会員数が245万人と、前年同月比2万人増加したと発表した。会員数の増加や継続率の向上などにより、次期の業績は4,548億円と前期比5.8%の増収を予想している。

 平成29年3月期の連結業績は、前期比減収、営業利益、経常利益は減益。売上高は、4,300億6,400万円と、前期比3.2%の減収となった。「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」の延べ在籍数が減少したことなどが減収のおもな要因。

 通信教育講座「進研ゼミ」の延べ在籍数(4月~3月累計)は、高校講座が147万6千人、中学講座が385万5千人、小学講座が1,276万8千人、こどもちゃれんじが904万7千人にのぼる。

 次期の業績見通しについて、「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」の4月の会員数が245万人と前年同月より増加したことや継続率の向上などから延べ在籍数の増加を見込んでおり、4,548億円と前期比5.8%の増収を予想している。

 利益見通しは、語学カンパニーの構造改革による費用増があるものの、増収による増益や国内教育カンパニーの生産性改善などにより、営業利益は142億円と前期比84.8%の増益、経常利益は106億円と前期比91.1%の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は55億円と前期比54.6%の増益を予想している。

《工藤めぐみ》

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