熱中症で1週間に984人が救急搬送…前週の2倍超

 総務省消防庁は、5月15日~21日の1週間に全国で984人が熱中症で救急搬送されたと発表した。救急搬送人員数は前週の2倍以上にのぼる。埼玉県が69人ともっとも多く、愛知県が67人、東京都が57人だった。

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都道府県別熱中症による救急搬送人員数 前年同時期との比較
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 総務省消防庁は、5月15日~21日の1週間に全国で984人が熱中症で救急搬送されたと発表した。救急搬送人員数は前週の2倍以上にのぼる。埼玉県が69人ともっとも多く、愛知県が67人、東京都が57人だった。

 熱中症による救急搬送人員数(速報値)は、5月15日~21日の1週間で984人。前週(462人)の2.13倍、前年同時期(596人)の1.65倍にのぼる。

 都道府県別にみると、「埼玉県」が69人ともっとも多く、「愛知県」67人、「東京都」57人、「神奈川県」43人、「兵庫県」40人が続いた。

 日別にみると、「21日」が417人ともっとも多く、「20日」305人、「19日」137人、「18日」63人、「17日」27人、「15日」19人、「16日」16人。7割以上が20日と21日に救急搬送された。

 年齢区分でみると、「高齢者」が46.5%ともっとも多く、「成人」30.3%、「少年」21.4%、「乳幼児」1.6%、「新生児」0.1%。

 発生場所別にみると、「住居」24.7%、「公衆(屋外)」21.4%、「道路」16.9%、「教育機関」13.5%などが続いた。

 総務省消防庁は、熱中症予防のポイントなどを説明した予防啓発ビデオや、熱中症対策リーフレットなどをWebサイトに掲載し、熱中症対策を呼びかけている。

《工藤めぐみ》

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