第29回「国際情報オリンピック」国別・個人成績ともに世界1位の快挙

 7月28日~8月4日までイラン(テヘラン)にて開催された「第29回国際情報オリンピック」において、日本代表として出場した生徒4名が金メダル3個、銀メダル1個を獲得し、参加84か国・地域の中でトップの成績をおさめた。うち1名は個人得点でも世界1位となった。

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 7月28日~8月4日までイラン(テヘラン)にて開催された「第29回国際情報オリンピック」において、日本代表として出場した生徒4名が金メダル3個、銀メダル1個を獲得し、参加84か国・地域の中でトップの成績をおさめた。うち1名は個人得点でも世界1位となった。

 イラン・テヘランで開催された「第29回国際情報オリンピック」には、84か国・地域から308名が参加。実社会で直面する課題を模した問題が提示され、与えられた問題を解く効率の良いアルゴリズムを設計し、そのアルゴリズムに基づき正しく動作する解法プログラムの作成に挑んだ。競技日は2日あり、各競技日に5時間で3問に挑戦。数理的な問題解決能力が強く求められる問題で、世界の生徒たちと競った。

 日本代表は、筑波大学附属駒場高校(東京都)3年生の川崎理玖さん(崎は立つ崎)、同じく筑波大学附属駒場高校3年生の河原井啓さん、開成高校(東京都)3年生の高谷悠太さん(高ははしご高)の3人が金メダルを受賞。海陽中等教育学校(愛知県)6年生の坂部圭哉さんが銀メダルを受賞した。日本代表の成績は参加国・地域中トップとなり、また金メダルを受賞した生徒のうち1名は個人得点でも世界1位の成績をおさめた。

 なお、高谷悠太さんは2014年大会から3年連続で金メダルを獲得。国際数学オリンピックでも2015年に銀メダル、2016年、2017年に金メダルを獲得するという快挙を成し遂げた。坂部圭哉さんは2016年、2017年の国際化学オリンピックで2年連続金メダルを獲得。2016年の国際地学オリンピックでも金メダルを獲得するなど、多方面で高い成績をおさめている。

 次回2018年に開催される「第30回国際情報オリンピック」は、初めてとなる日本での開催が決定している。会場は茨城県つくば市。2018年大会の日本代表を選抜する国内予選は12月10日に実施予定。10月2日より参加申込みを受け付ける。

《畑山望》

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