日本のヘソ、南南東へ約1.6km移動…人口重心は「岐阜県関市」
日本の人口重心は、東経137度02分15.84秒、北緯35度34分51.44秒―。総務省統計局は8月8日、平成27年度国勢調査結果から見た「我が国の人口重心」を発表した。全回調査にあたる平成22年から南東へ約1.6km移動した。
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岐阜県は国土のほぼ中央に位置し、全国で数少ない内陸8県のうちのひとつ。人口重心、いわゆる「日本のヘソ」を持つ、日本の真ん中といえる。人口重心とは、日本中に住むすべての人が同じ体重と仮定して日本地図の上に乗った場合、その地図を一点でバランスを崩さずに支えられる点のこと。
昭和40年以降、日本のヘソは一貫して岐阜県内にあり、前回調査の平成22年には岐阜県関市富之保(旧武儀町)が人口重心だった。統計局によると、国勢調査の行われる5年ごとの人口重心の移動距離は昭和40から45年に東へ約8.3km移動したのを最長に、それからは約1~3kmの移動が見られるという。関市が人口重心になったのは、平成12年から。
平成27年度国勢調査では、人口重心は前回調査より南南東へ約1.6km移動。首都圏および近畿圏の都道府県の人口重心を見てみると、おおむね首都圏は東京都、近畿圏は大阪府の方向へ移動している。
人口重心に関する情報は、すべて総務省統計局のWebサイトで確認できる。
《佐藤亜希》
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