プログラミングのやる気が高まる方法は…岡山大学ら調査

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各体験形式における成功期待の尺度得点
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 どのような出会い方がプログラミング学習の継続につながるのかについて調査した結果、やる気は「ワークショップを受ける講義型」と「友達と一緒にテキストをみながらプログラミングをする共同型」で高まることが、岡山大学らの研究結果より明らかになった。

 2020年より始まる小学校のプログラミング必修化を前に、プログラミングに興味関心を持ってもらうためのさまざまな取組みが行われている。プログラミングに初めて出会ったときにおもしろいと思えるかどうかは、プログラミング学習の継続に重要な影響を与えると予想される。しかし、どのような出会い方が子どものプログラミング学習の興味関心を高めることができるのかは、これまで明らかになっていなかったという。

 岡山大学大学院教育学研究科の岡崎善弘講師とロジックラボfor kidsの大角茂之氏、駒沢女子大学の倉住友恵非常勤講師、岡山大学の三島知剛講師、青山学院大学の阿部和広非常勤講師の共同研究グループは、プログラミングを初めて体験する方法がやる気(成功期待・課題価値)にどのように影響するのか調査した。

 調査は、小学生62人を対象に「ワークショップを受ける講義型」「友達と2人でテキストを見ながらプログラミングをする協同型」「1人でテキストを見ながらプログラミングをする個別型」の3タイプで効果を比較。講義型は典型的なワークショップを想定し、協同型と個別型はプログラミングを自宅で学習する場面を想定した。

 各タイプにそれぞれ約20人のプログラミング未経験の子どもが参加し、シューティングゲームのプログラミングを約80分間学習した。効果は、プログラミングは自分にもできそうだという期待の程度を表す「成功期待」と、プログラミングに取り組むことの価値認識の程度を表す「課題価値」の観点から調べた。各タイプの効果を比較した結果、成功期待では、いずれのタイプも効果を認めることができた。課題価値では、効果を認めることができたのは講義型と協同型の2タイプのみだった。

 調査の結果より、書籍を買い与えて子どもにプログラミング学習をさせてもやる気が高まらないため、継続しないことが示唆される子どものやる気を高めるには、ワークショップに参加するか、協働型のように誰かと一緒にプログラミングを学習することが有効と考えられる。たとえば、友達と一緒にプログラミングする、保護者も一緒に子どもとプログラミングをしてみるなど、プログラミングを行った結果を他者と共有することは、プログラミング学習を継続したくなる意欲につながることがわかった。

 なお、同研究成果は、日本教育工学会の学術雑誌「日本教育工学会論文誌」において7月26日に公開された。原著論文の掲載は9月末の予定。

《工藤めぐみ》

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