大学院修了の教員は過去最高、H28年度学校教員統計調査(中間報告)
本務教員に大学院修了者の占める割合が増えていることが9月14日、文部科学省が公表した「平成28年度学校教員統計調査」の中間報告からわかった。公立高校15.2%など、ほぼすべての学校種において大学院を修了した教員割合が過去最高を記録している。
教育・受験
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「学校教員統計調査」は、学校の教員構成や教員の個人属性、職務態様、異動状況などを明らかにするため、文部科学省が3年ごとに実施している。
教員の学歴構成のうち、大学院修了者の占める割合は、公立幼稚園1.1%、私立幼稚園1.0%、公立小学校4.6%、公立中学校7.5%、公立高校15.2%、私立高校18.4%。ほぼすべての学校種で、大学院修了者の占める割合が上昇し、過去最高となった。前回調査との比較では、公立高校が1.8ポイント増と、もっとも上昇した。
一方、大学(学部)卒業者が占める割合は、幼稚園28.4%、小学校86.9%、中学校86.7%、高校82.0%であった。
1週間あたりの教科等担当授業時数(正規の授業時間)は、公立小学校23.8時間、公立中学校17.9時間、公立高校15.4時間、私立高校14.4時間。全学校種において、前回調査時から大きな変動はなく、ほぼ横ばいの結果となった。
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