H29年度「給付型奨学金」先行分、採用は2,468人…最終状況は10月以降発表
平成30年度(2019年度)以降進学者を対象とする本格導入に先立ち、特に厳しい状況にある学生を対象に先行実施された返還不要の給付型奨学金。日本学生支援機構(JASSO)によると、9月11日時点では2,468人を採用している。
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平成29年度先行実施に係る給付奨学生の学校からの推薦期限は当初、5月25日としていたところ、733校、1,578人の推薦を受け付けた。平成29年度予算見込みによる採用件数は2,800件。
その後、JASSOは給付型奨学金制度実施の初年度にあたることから、申込み機会の十分な確保のため、8月4日まで受付期間を延長。結果、9月11日時点で2,630人の推薦を受け付け、2,468人を採用した。5月25日時点から約1,000人の申込み増となった。
JASSOによると、9月27日現在は一部申込者の審査および採用に向けた処理を行っており、最終的な採用状況は10月以降の公表を予定している。
返還不要の給付型奨学金の給付月額は、自宅外通学の場合は国公立大学が3万円、私立大学が4万円。募集対象者は原則、平成29年度に大学(学部)、短期大学、専修学校(専門課程)に進学した者および高等専門学校3年次から4年次に進級した者で、JASSOが掲げる家計基準や学力・資質基準などの条件に該当する学生。先行実施では特に、私立大学等に進学し、自宅外から通学する者および国公私立大学などに進学した社会的用語が必要な者を対象とした。
なお、本格実施分にあたる平成30年度進学者に係る給付奨学金の申込み受付はすでに終了している。詳細はWebサイトで確認できる。
《佐藤亜希》
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