子どもと学ぶ衆院選、中学入試時事問題は「選挙」をチェック
10月10日に公示を迎えた第48回衆議院選挙(衆院選)。選挙は中学入試問題によく取り上げられる重要テーマであることから、親子一緒に学習してみてはいかがだろうか。家庭学習に利用できるWebサイトや副教材を紹介する。
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◆中学入試時事問題、2018年出題も「選挙」に注意
ベネッセの「ベネッセ教育情報サイト」が2016年9月に公開した情報によると、近年は8、9割の学校で時事問題が出題されており、なかでも国政選挙が行われるとその翌年の中学入試で選挙関連の問題を取り上げるケースが増える。
たとえば、2016年7月には第24回参議院議員選挙(参院選)が行われ、投票できる年齢が満20歳以上から満18歳以上に引き下げられたことから、2017年度入試では多くの学校で選挙権年齢の「18歳」が問われた。
具体的には、朝日小学生新聞(朝小)編集部が約50の国立・私立中学校の2017年度入試問題を調査すると、四天王寺中は参院選の結果について正しい答えを選択させたほか、桜蔭中は国政選挙だけではなく、地方議会の議員を選ぶときの選挙権年齢として「18歳」を選ばせていたという。
◆18歳選挙、学びの助け
18歳選挙については、総務省と文部科学省が高校生向け副教材「私たちが拓く日本の未来」を作成、公開しており、選挙権年齢の引下げに関わる背景や参照条文などの詳細をまとめている。選挙権を持つ子どものいる家庭はもちろん、中学受験を控えた小学生のいる家庭でも利用できそうだ。
小学生でもひとりで利用し、学習できそうなコンテンツを公開しているのは、山口県の選挙管理委員会事務局が展開するWebサイト「センキョこどもサイト」。選挙はどういったものかについて、選挙のあゆみから仕組み、具体的な投票手順まで、ふりがなやイラストを用いてわかりやすく説明している。ミニ知識を盛り込んだコラムも掲載しており、子どもから質問された場合の助けにできそうだ。
《佐藤亜希》
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