スマホ・ネットのトラブル防止、冬休み・新学期一斉緊急行動12-5月
文部科学省や内閣府などは、児童生徒がインターネット上の有害情報に起因する犯罪被害やトラブルに巻き込まれることを防止するため、「あんしんネット 冬休み・新学期一斉緊急行動」を平成29年12月から平成30年5月まで実施する。
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
例年は多くの子どもたちが初めてスマートフォンなどを手にする2~5月の卒業・進学・新入学の時期に重点を置いて一斉行動を展開してきたが、今回は神奈川県座間市で発生した殺人・死体遺棄事件を踏まえ、実施を前倒し。一斉緊急行動として、フィルタリングの利用促進、インターネットリテラシーの向上などに力を入れる。
参加府省庁は、内閣官房、内閣府、警察庁、消費者庁、総務省、法務省、文部科学省、厚生労働省、経済産業省。実施期間は、平成29年12月から平成30年5月。
文部科学省では11月29日、全国の都道府県教育委員会などに対し、「あんしんネット 冬休み・新学期一斉緊急行動」への協力を依頼。入学式や保護者会など、さまざまな機会を活用して保護者や児童、地域にインターネットなどを通じた有害情報の危険性や対応策を啓発・指導するよう求めている。
具体的には、保護者に対しては「家庭内のルールづくり」と「フィルタリングの徹底」、児童生徒に対しては「発達段階に応じた情報モラル指導」などの必要性を指摘。児童生徒が、リスクと対応策を理解したうえで、スマートフォンなどを正しく利活用できる環境づくりを呼び掛けている。
なお、文部科学省のWebサイトではインターネットリテラシーや情報モラルなどに関する手引書、啓発資料、実践事例集などを公表。内閣府のWebサイトでも普及啓発リーフレット集や各携帯電話会社のフィルタリング設定方法などを紹介している。
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