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■「ハイ、ペトコ」で起動
petocoは、言ってみれば「カメラ」と「ディスプレイ」が搭載されたスマートスピーカー。Wi-Fiに対応しており、スマホとの間で「メッセージの送受信」「静止画/動画の送受信」「ビデオチャット」などがおこなえる。「ハイ、ペトコ」で起動し、ボイスコマンドで操作できるので文字入力が難しい子どもにも使いこなせる。
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「顔認識機能」に対応しており、カメラの前に立った人物を自動で判別する。これにより帰宅した子どもを認識して、親のスマートフォンに子どもの帰宅を知らせる、といった使い方が可能。ちなみに特定の家族宛てに送ったメッセージは、送られた当人がカメラの前に立たないと読み上げられない仕様。プライバシーにも配慮している。
製品体験会では、ビデオチャット機能のデモがおこなわれた。自宅で留守番する子どもからスマートフォンに音声発信があった、というシチュエーションでビデオチャットがスタート。スマホには鮮明な映像が映り、またpetocoのスクリーンにもスマホ側の映像が映し出された。ちなみにスマホからpetocoに音声発信した場合は、相手がpetocoの前に立たないとビデオチャットが開始されない仕様となっている。
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液晶ディスプレイを搭載せず、内部リアプロジェクション方式で映像を投影するというのがユニークな点。担当者によれば、インテリアに調和するデザインを目指した結果の判断だという。ちなみにライティング機能も備えており、障子から漏れるような優しい6種類の色に光らせることも可能だ。
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■アップデートにも期待
共働き夫婦が増えており、同じ家に住んでいても生活時間帯が違うということがある。このため子どもを一人にしたり、夫婦・子供との会話が減ってしまうことも考えられる。そうした家族の悩みの解決を目指して開発が進められたという。
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あらかじめ登録された家族の記念日(誕生日、結婚記念日等)にあわせてpetocoが家族に話しかけるほか、時刻を教える、タイマー・アラーム機能を利用する、といった用途にも対応している。一方で、スマートスピーカーのようにニュースを読み上げる、天気予報を知らせる、音楽リストを再生する、といった機能には対応していない。
Wi-Fiに対応しておりカメラも搭載していることから、子ども、ペット、高齢者の見守りサービスにもアップグレードできるポテンシャルは持っている。このあたり、担当者によれば「アップデートで対応も可能」とのことだが、実際にどこまで提供されるかは未定。メインターゲット層を「スマホを持てない幼い子ども」に設定して開発が進められたpetocoだが、スマートフォンを初めて手にする年齢は下がりつつある。アップグレードによる展開にも期待したいところだ。
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※スマートスピーカーが漫才をはじめた話