浮世絵で江戸の町人文化を学ぶ社会科指導教材、無料配信開始

 “富士(ふじ)の国(くに)”づくり推進会議と富士山世界遺産国民会議は、子どもたちが浮世絵を通じて富士山の文化的価値を学ぶ教材「富士の国づくり キッズ・スタディ・プログラム」の無料配信を開始した。

教育ICT 先生
富士の国づくり キッズ・スタディ・プログラム
富士の国づくり キッズ・スタディ・プログラム 全 2 枚 拡大写真
 “富士(ふじ)の国(くに)”づくり推進会議と富士山世界遺産国民会議は、子どもたちが浮世絵を通じて富士山の文化的価値を学ぶ教材「富士の国づくり キッズ・スタディ・プログラム」の無料配信を開始した。

 「富士の国づくり キッズ・スタディ・プログラム」は、100年後の美しい富士山を保全・管理するためのプロジェクト。2011年に始まり、2012年度・2014年度には静岡・山梨両県の全小学校に教材を無料配布している。

 教材は小学6年生が対象。未来を担う子どもたちが浮世絵「富獄三十六景」を通じて富士山の文化的価値を知り、日本の文化に関心を持つ大人に成長することを目指しており、これまで社会科や総合学習の時間に活用されてきた。授業で活用できる映像クリップのほか、葛飾北斎の「富獄三十六景」全46景の画像などにより構成されている。

 2018年1月15日、これらの教材を活用できる専用Webサイト「富士の国づくり キッズ・スタディ・プログラム」が開設され、全国へのデジタル配信を開始した。映像クリップや浮世絵の画像、ワークシート、指導案などを無料で利用できる。利用には、Webサイトより利用申請が必要。

《外岡紘代》

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