東京23区の大学定員抑制、2/10までパブコメ実施

 文部科学省は、東京23区内の大学の定員増や学部・学科新増設を抑制することを盛り込んだ「大学、大学院、短期大学および高等専門学校の設置等に係る認可の基準の特例案」について、パブリックコメントを2018年2月10日まで実施している。

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「大学、大学院、短期大学および高等専門学校の設置等に係る認可の基準の特例案」に関するパブリックコメント
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 文部科学省は、東京23区内の大学の定員増や学部・学科新増設を抑制することを盛り込んだ「大学、大学院、短期大学および高等専門学校の設置等に係る認可の基準の特例案」について、パブリックコメントを2018年2月10日まで実施している。

 大学の東京一極集中の是正などを議論する政府の有識者会議は、「東京都特別区(23区)においては、学部・学科の所在地の移転なども含めて、原則として大学の定員増を認めないこととする」と明記した最終報告書を2017年12月8日に公表した。

 この最終報告書を受け、文部科学省は「大学、大学院、短期大学および高等専門学校の設置等に係る認可の基準の特例案」に関するパブリックコメントを実施。2018年1月12日から2月10日まで意見を受け付ける。

 日本私立大学連盟は、2018年1月31日付でパブリックコメントを提出した。「私立大学の自主性を失わせかねないと強い危機感を抱く」と特例案に異議を唱え、特例案は「謙抑的な内容であり、かつ、短期間の一時的な措置とすべきである」ことなどを主張した。

《工藤めぐみ》

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